

* 自然にお客様側から、ヒアリングのきっかけをもらえる名刺
裏書の、「 結局、月いくら稼げばいいんですか? 」は、
社長がクライアントのニーズを探り、
将来の方向性や可能性を一緒にみていくヒアリングの最初の質問です。
お金の話を出会ってすぐにして頂くというのは、
ちょっと困難なように感じますが、
名刺を交換し、裏書きを見た瞬間、ほとんどの方が、
「これはどういう意味ですか?」と笑って質問して下さいます。
当社の社長に会った方はお分かり頂けると思いますが、
「結局」というフレーズがあまりに社長らしくて笑っちゃうんだと思います。
「(現実的に)いくら稼ぎたいか」なんていう経営上のシークレットな話を、
ぶっちゃけてもいいかなと思って頂ける理由は、
FPであるというだけではなかなか難しく、
社長のキャラクターにはまったこの「つかみ」の一言が欠かせません。
ヒアリングのきっかけをお客様から頂ければあとはとてもスムーズです。
「個人業のためのファイナンシャルプランと、
ビジネスコンサルティングをしているので、
いくら稼ぐという具体的指標が一番大事なんですよ。」と応え、
「○○さんは、結局(現実的な数字で)いくら稼げばいいんですか?」と投げかけます。
唐突にこの質問をされるのと、
お客様側から話を振って頂けるのと大きく違いがあるのは、
お分かり頂けるでしょう。
質問がない名刺をお渡ししていた時には、
場の雰囲気によっては、
お客様側の話に同調しているうちに、
タイムリミットがきて・・・退散。
と、ビジネスという意味では出会いをムダにする事もありましたが、
裏書付名刺に変更してからは、
出会ってすぐに、
自然とこちらが聞きたい話をしてもらえる(=ヒアリングができる)場になっています。
* 名刺を持つ人のスキルと連動した名刺
営業成績が良い営業マンは「聞き上手」です。
しかも単に聞き上手なのではなく、
顧客のニーズや価値観を的確にとらえ、
求めているものをスムーズに提案するための材料を聞くという聞き上手です。
特に高価な商材を売る場合には、
ヒアリングへもっていく流れが必須です。
社長もハウスメーカーの営業マン時代には、
全国最年少店長になる程の売上げをあげる営業マンでしたので、
ヒアリングさえさせていただければ、
色々な提案をすることができ、仕事の依頼が頂けるという流れは、
すでにできあがっています。
以前は裏書に事業内容のPRがびっしりと書き込まれた名刺を、
お渡ししていたこともありましたが、
社長のキャラクターやスキルを活かし、
個々人に真撃に響く提案をするためにも、
「ヒアリングをする」だけに集中した
たったひとつの質問という新スタイルの名刺は、
今では空前の大ヒット!←笑
本人のスキルを最大限に活かす最強ツールとなっています。
* 具体的な役割を持った名刺
「たったひとつの質問」以外のもうひとつのこだわりは質感です。
細かいゴールドパールが入った高級紙と、
社名ロゴマークを金箔押しで加工した質の良い名刺は、
センスの良さも表現しつつ、
見た目にも、手で触って感じる質感でも、非常に良い印象を与えます。
裏書に興味を持つ前に、センス・質感から名刺作成の話になることも。
社長としては、
一番安価にうちのサービスのクオリティーを試して頂ける
フロント商品の受注ですので大歓迎です。
名刺を渡す事で具体的に何を得たいのか。
この事例では、
「お客様側からヒアリングもしくは名刺作成の話題を振って頂ける」を達成しています。